朝の空気もすっと澄んでいて、まだ緑が多い木陰は風がぐんと爽やかです。
これからメデル本社の前にあるイチョウも色づき始めます。
どんどん景色が変わっていくのでしょうね。

大変私事なのですが、銀杏が大好物の私はこの季節が待ち遠しくてなりません。
銀杏好きを公言すると渋いと言われるのですが、
好きになってかれこれ15年ほどでしょうか。筋金入りです。

銀杏を見ると思い出すことがあります。
まだ存命だった祖母が小さな私の手を引いて、
イチョウ並木の下を散歩に連れていってくれていたこと。
両親の仕事が忙しいとよく預けられていた祖母の川の近くの団地。
祖母とはよく歩いて、色々な草花のことを教えてもらいました。

秋はワレモコウ、ミズヒキソウ・・・
「名前が詩的で素敵でしょう」、祖母が私に言った覚えがあります。
その当時は詩的という意味がピンとこなかったのですが、
少し大人になった今なら「おばあちゃんは詩人なら誰が好きなの?」ともう少し気の利いた返事もできそうです。

歩きながら銀杏を拾い、持ち帰った祖母。
フライパンの中でパンパンと大きな音を立てる光景に、何事かとびくびく。
差し出されたのは、つまようじに刺されたキレイな黄緑色の銀杏串。
塩をパラパラ振って、
ちょっと苦いのに、ほっくり甘味がありました。
私にとっての祖母の味です。

今日は敬老の日ですね。
久々に手紙を書いたというスタッフも。
“おばあちゃん”の前だと、どんなに年を重ねても孫でしかなくなってしまう気がします。
直接ありがとうが言えなくても、あの美味しい記憶を思い出すだけでも喜んでもらえるかなあ、なんて孫の特権ですね。






朝の時間。 お店に入ると窓からの明かりが心地良い。
開店まではブラインドを閉めていますが、ブラインドの隙間から漏れる光が外の日差しを感じさせ、 一日の始まりだという気持ちにさせられます。
緑に陽が当たる中、掃除や植物への水やりなど、朝の準備を進めます。
朝の静かで心地良い時間。毎日を気持ち良く始めたいものです。

朝の時間。
お店に入ると窓からの明かりが心地良い。

開店まではブラインドを閉めていますが、ブラインドの隙間から漏れる光が外の日差しを感じさせ、
一日の始まりだという気持ちにさせられます。

緑に陽が当たる中、掃除や植物への水やりなど、朝の準備を進めます。

朝の静かで心地良い時間。毎日を気持ち良く始めたいものです。

スタッフが送っていた残暑お見舞いの手紙に、お客様からお返事をいただきました。
スタッフはみんな手紙を書くことが好きで、気に入った絵葉書を見つけると、旅行先からでも友人や家族に手紙を書いたりします。でも、こうやってお手紙をいただけるというのは、送る以上に嬉しいものなんですね。特にお客様からのお手紙となると、より一層の感動を覚えてしまいます。 まだまだ暑い日が続きます。どうぞ皆さまもご自愛くださいませ。

スタッフが送っていた残暑お見舞いの手紙に、
お客様からお返事をいただきました。

スタッフはみんな手紙を書くことが好きで、
気に入った絵葉書を見つけると、旅行先からでも友人や家族に手紙を書いたりします。
でも、こうやってお手紙をいただけるというのは、送る以上に嬉しいものなんですね。
特にお客様からのお手紙となると、より一層の感動を覚えてしまいます。
まだまだ暑い日が続きます。どうぞ皆さまもご自愛くださいませ。


先日、スタッフとささやかなロケに行ってきた時のこと。

久々に川辺に降りて、
陽が傾く頃を待って撮影場所を探しました。

その間、風が草むらを抜けるたびにしゃらしゃらと鳴り、
草むらに足を踏み入れるたびに、虫たちがチチチ…と飛んでいきます。
浅草ではなかなか聞くことのできない、蜩の声。

ああ夏休みの音がする、と思いました。

昔は夏休みの始まりこそ、本当の夏の始まりだったようで、
とても嬉しかった気がします。
たくさんの時間に、たくさんの陽射し。
ちょっと遅くまで遊んでも、なかなか暗くならないから
いつまでも遊んでいられるような気がしていました。

もちろん今はあの時のような夏休みなんてないのですが、
夏の時間がなんだか永遠にも思えるのは、
あの時のたっぷりの時間があることを思い出すからかもしれません。


その日、足中ひどく蚊にさされたスタッフが塗った
虫刺されのすっとした香りが
さらに夏休みらしさを感じさせてくれるのでした。

浅草本店は、つい先日店内の模様替えをしました。

ただジュエリーを見て選んで頂くだけでなく、
ジュエリーに込められた職人の手仕事の温もりや、
私たちのものづくりへの思いを感じていただけたら。

博物館のように時の流れを感じられる空間をイメージし、
ジュエリー製作の舞台裏の空気に私たちが素敵だと感じるものを織り交ぜて
これまでよりぐっと奥行きの増したディスプレイとなりました。
実は、スタッフが出先で買い集めたお宝も紛れ込んでいたりします。

また、店内に流れる音楽もリニューアルしました。
選曲を担当したスタッフ・秋谷は、自他共に認める音楽好き。
クラシックでありながら夏を感じさせる、心地良い曲を選んだのだそう。
中には、メデルの初期の頃にもお店で流していた一曲も……
(私たちは勝手に“メデルのテーマ曲”と呼んでいます。)
そういった意味でも、博物館のように時間を感じられる空間と言えます。

これまで流れてきた時間が確かに感じられるものには、
特別な魅力があるように思います。
物も人も、空間も。
そこに息づく、人の思いが感じられるからでしょうか。
私たちのジュエリーも、毎日の中で
時間をかけてゆっくり育まれてゆくものでありたいと思います。

そんな時間がたゆたうお店に、この夏、ぜひ涼みにいらしてください。


スタッフが葡萄とさくらんぼを買ってきてくれたところから始まり、

スタッフの実家から大きなメロンが届いたり、
職人が実家で作っているさくらんぼを箱いっぱい届けにきてくれたり…
何やら今週、本社には果物が集まってきています。

果物って、本当に綺麗です。
さくらんぼの朱色の艶めきは、宝石にだって引けをとりません。
葡萄の薄皮を剥けば瑞々しい雫の珠がこぼれ、
メロンの甘い香りは、口に含んだ後もしばらく残ります。

まさに自然の恵みをそのまま頂いている感覚です。
さっと洗って、ぱくっと一口。
時に、甘いケーキよりも贅沢だなあと感じます。

今の雨も、来年の実りに繋がっていくのでしょうね。
果物の美味しい季節がやってきているようです。

梅雨の中休み。
屋上庭園のハーブもたっぷりの雨と陽射しを浴び、すくすくと伸びています。
(先日小さな芋虫を発見し、これは美味しいに違いないと確信しております)

季節が巡っていくのを感じるのは、いつもその季節の終わりしな。
見事に咲いていた紫陽花たちも、
緩やかに、見頃の終わりに向かっていました。

そういえば明日は夏至を迎えますから、
昼の時間はこれから短くなる一方ですね。

眩しくて繊細な光の中にも儚い気配が漂うのは、
すでに終わりの気配を感じ始めてしまったからなのでしょうか…
なんて、さすがに気が早いでしょうかね。

本日は、オープン前の恵比寿店に来ました。

アイテムのリリースとともに、お店のディスプレイも毎回少しずつ変わっていきます。
今は夏の景色を少し先取りしたディスプレイです。

お店のオープン準備をしているスタッフ・鈴木は、
いつも、このアイテムの一番綺麗に見えるところはどこか考えているそう。
確かにディスプレイは変わらずとも、光は少しずつ変わります。
「来て頂いた方にはなるべく、一番美しいところをお見せできたらと思って。
一つ一つ、ちょっとした向きだけでも、輝き方も違うので」

そうしてオープン前の小一時間、天気や光の具合とにらめっこしながら、
アイテムたちと静かに向き合っているようです。

恵比寿店の大きな窓からは、光がたっぷり差し込みます。
梅雨は少しどんよりとしてしまうものですが、
夏らしい彩りとともに、お店には爽やかな空気が流れていました。



最近めっきりと夏らしくなってきましたね。
三社祭を終えた浅草ですが、実はこれから夏まで、イベントが目白押しです。

この週末も、地元の神社でお祭りがあるという話を耳にして、
せっかくだからと久々にお詣りへ行きました。

先にネタばらしをしてしまいますと、
どうやら別の神社と日にちを間違えており…
この神社では来週が本番とのこと。
というわけで、街中で聞こえた太鼓や笛の音はどこへやら、
境内には人もおらず、しんと静まり返っていました。

この日、東京は30度を超える真夏日。
静かな境内を照らす光は緑を抜け、
空気と白く溶けあうように、細かに降り注いでいました。

お祭りがあると思って、賑やかな様子を想像していたこともあり、
この静かな光の景色にはっとして、
しばらくぼんやりと立ち尽くしてしまいました。
ただただ光が満ちているだけの、なんと神聖なこと。
暑い暑いとはいうものの、
この眩しさは夏だけが見せてくれる景色です。

最後に引いた赤いおみくじは“小吉”でしたが、
この景色に出会えたご利益を感じています。


本日、新しいBOOKが刷り上がってきました。

“mederu jewelry BOOK 12 2014 春夏”
と手書き文字が印刷されている茶色の包装紙。
(私たちにとってはもうお馴染みなのですが、このラフさがお気に入りです)

きちんと製本されたものを手にするのは、私たちも今日が初めて。
ページをめくると、まだ少し、印刷したてのインクの香りがします。

販売スタッフたちにとってブックとは、
お客さまにその日に持ち帰って頂ける、メデルの欠片のようなもの。
だからこそ、まずは自分たちがきちんと一人の読者として、しっかり楽しみながら読みこんでくれます。
刷り上がってきた時は第一に嬉しそうな顔で、迎えてくれるのです。

一方、制作している私たち企画室にとってブックとは、
自分たちが今、何を思っているのかを、改めて時間をかけて考えさせてくれるもの。
おかげで刷り上がってきた時は、楽しみ半分、緊張も半分。
ブックを読みふけるスタッフたちの顔を見て、やっと少し安心といったところです。
そして次のブックはどうしようかと、企み始めていこうと思えてきます。


そういうわけで、この日を迎える想いは少しずつ違いますが、
ひと段落ついたところで、また新たなスタートとしていけたらと思います。

さて、今回のブックでは、春夏という季節の垣根を越え、
「ものとの付き合い」という私たちにとって根っこのようなテーマに、
様々な角度で向き合っています。

店舗では早速本日から、
ご予約頂いた方にも、順次お届けしてまいります。
ぜひ、ゆっくりとくつろぎながらご覧頂けると嬉しいです。